【kintone】現在の日付や時刻を入力するショートカットを追加してみた
こんにちは。dai です。
kintoneには標準でいくつかのショートカットが用意されていますが、実際の業務では物足りないと感じることも多いのではないでしょうか。特に日付や時刻フィールドの入力欄はひと癖あって手間取ることが多々あります。
そこで今回は、多くの方が普段から使い慣れているExcelのショートカットを参考に、kintoneにも同様の機能を追加することにしました。新しいショートカットを覚える必要がないため、すぐに活用できるのが特徴です。
ショートカットを活用するメリット
kintoneでの入力作業では、マウスとキーボードを行き来する機会が多く、特に日付選択では複数回のクリックが必要となります。同じような操作を繰り返すことで、貴重な業務時間が失われているのが現状です。
ショートカットを効果的に活用することで、キーボードから手を離すことなく操作を完結させることができます。クリック回数を大幅に削減できるだけでなく、慣れ親しんだExcelと同じ操作感で使えることから、新たな学習コストもかかりません。
実装したショートカット機能の詳細
今回の実装では、Excelユーザーになじみの深い、「Ctrl + ;」のショートカットを採用しました。日付、時刻、日時フィールドの入力時に、「Ctrl + ;」を押下することで現在の日付や時刻を入力できるようにしています。入力される値は、入力中のフィールドに合わせて自動判別されます。
さらに、テーブル内に配置されたフィールドでも使用できるため、様々な場面で活用することができます。
shortcut.js を利用した実装
実装にあたっては、「shortcut.js」というライブラリを採用しました。このライブラリは軽量でシンプルな実装が特徴で、依存関係もないため、kintoneのカスタマイズに最適です。
日付・時刻・日時フィールドがフォーカスされているときに、「Ctrl + ;」を押下することで、フィールドの種類を自動的に判別し、適切な形式で日付や時刻を入力することが可能になります。
おわりに
今回ご紹介したショートカット機能を導入することで、日常的な入力作業の時間を大幅に短縮することができます。操作の統一による使いやすさの向上も期待でき、結果として業務効率の改善につながるでしょう。
なお、JavaScriptでの実装に不安がある場合は、ここから、今回開発したカスタマイズをご購入いただくことも可能です。よろしければご検討ください。